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Story. 007 神秘的な水中ラブシーン
シェイクスピアの傑作『ロミオとジュリエット』を彼(かの)レオナルド・ディカプリオとクレア・デインズが演じたのは1996年のこと。指揮を執ったのは『ムーラン・ルージュ』や『ダンシング・ヒーロー』を手がけた名監督バズ・ラーマン(ニコール・キッドマンを起用してシャネルのCMまで制作しています)。
シチュエーションは現代風にアレンジされてはいるものの、台詞はほぼ原作そのまま。剣は銃に、衣装はアロハになり、舞台も架空の都南米ベローナ・ビーチ(原作は14世紀イタリアの都市ヴェローナ)。
モンタギュー家のひとり息子ロミオは、敵対するキャプレット家のジュリエットに一目惚れ。たちまち二人は恋に落ちます。その後二人は原作同様、人目を盗んでは密会を繰り返すことになります。
そんなある日、キャピュレット家に忍び込んだロミオと、待ちこがれていたジュリエットの二人を監視カメラが狙います。それに気付いてあわててプールに飛び込む二人。緊張感漂うシーンはやがて、二人の水中ラブシーンにと様変わり。熱いキスシーンは、水というフィルターがかかり一層神秘的に映ります。
そうして物語は大団円へと。
二人の仲人役の修道士ロレンスは、ジュリエットにウソの毒を飲ませ死んだことにし、ロミオとあとから引き合わせようとします。が・・・そうとは知らないロミオは教会の祭壇に静かに横たわるジュリエットを見て、永遠の愛を誓い、一気に毒を呑み込みます。やがて目を覚ますジュリエット。あわててロミオにキスをするものの、すべてはあとのまつり。ジュリエットはなんと、ロミオの持っていた銃であとを追います。
「あなたがぼくを優しく見つめてくれるなら、彼らの敵意など関係ない。彼らの憎しみでこの命が終わる方が、あなたの愛なしで命ながられるよりもずっといい」
古典的名作を演じきった若き日のレオナルド・ディカプリオは、きっとファンならずともギュッと抱きしめたくなる、そんな存在です。

図書館や博物館の立ち上げ、ブックアートギャラリーの企画・運営、出版、企業のキャンペーンやキャラクターデザイン、ブランディングなどの企画に参画。講座・講演、各種審査員多数。テレビやラジオのコメンテーター、本の紹介番組などにレギュラー出演。日本新聞協会賞、ACC賞など広告賞多数。国立大学法人静岡大学人文学部非常勤講師。


















